パシフィックコーヒー 農業展覧場(2019北京_04)

北京国際留学フェア

今回の北京出張の目的は、「国際留学フェア」への出展である。中国政府の教育部(日本の文部省)は、中国からの外国へと留学する学生を応援するため、世界中の大学や留学斡旋機関を呼び、国際的な留学フェアを毎年開催している。東方も、留学するならぜひ日本へ!という思いを込めて、ブースを出展した。

一般的な中国の一流家庭の優秀なご子息やご令嬢たちは、留学と言えば、欧米が第一候補になるようだ。一方で、日本も密かな人気国だ。一つには、生活費や学費が欧米と比較して、とにかく安い。物価が低く生活しやすいのだ。もう一つには、中国から近い。欧米は地球の反対側だ。学費を拠出する親御さんたちにとっては、万が一のことがあっても、距離的に近いと言うことは、案外と安心に繋がるようだ。

トールサイズが基本のようだ

さて、主催者側のご厚意により、コーヒーの無料チケットが配布された。基本的には展示ブースで立ちっぱなし、喋りっぱなしであり、疲れてきたので、コーヒースタンドへ向かった。一番人気はカフェラテである。ほぼ全員が注文しているようで、何も言わずにカフェラテが出てきた。ほとんど牛乳の味しかしなかったが、暖かかったし、疲れていたので、美味しかった。

自国の学生を海外へ送るためのイベント。日本には、わざわざ数の少ない貴重な?学生を、国内ではなく海外へわざわざ送り出すことを推奨するような公的なイベントは、見当たらない。オープンな中国と、少しずつ守りに入る日本を、つい対比してしまう。大切な者は大事に守ることも必要だけど「かわいい子には旅をさせよ」「虎は我が子を千尋の谷へと落とす」とも言う。子どもたちの未来には、多くの選択肢があった方が良い。日本はまだ守りに入るべきではなく、もっと世界へと広げるべき、と思う。

ぶれてしまった。
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