中国にも、セブンイレブンがある。北京の中心部北東にある、日本国大使館を中心とした区画一帯には、特に多いような気がする。アメリカンコーヒーのトールサイズで8元(130円位)。不思議と日本と同じような価格帯になるようだ。コップの紙面には、コーヒーを一杯購入するごとに、北京緑化基金へ「一分」(1元の1/10で、2円くらい)を寄付しています、という記載がある。環境に良いことをした気持ちにもなる。
味をみる。普通の味がする。何となく、気のせいであると思うが、濃い目のインスタントコーヒーのような風味がする。購入するときに目の前でコーヒー抽出機でガガガっという音と一緒に豆から挽いて作っている様子は見ているので、そんなはずはないのだけれど。アメリカンだから、少し風味が弱く感じられるのかもしれない。
町中には、セブンイレブンの他に、ローソンも見えた。バスの中から見かけただけなので、中に入るには至らなかったけど。コンビニにあるほとんどの商品には、日本語が書かれている。一般的なスーパーや、中国式コンビニである「便利店」より、少し価格帯が上の方になるけど、若い人で賑わっているようだ。なお、ホテルの近くには、無人コンビニも見かけられた。ウィーチャットペイという、支払い機能付きのアプリが必要なのだが、中国現地の携帯電話番号や、銀行口座が必要で有り、今回は準備してこれなかった。
中国では、お茶を飲む習慣が強く文化に根付いている。日本の会社で、中国から来たお客さんたちに、セルフサービスでコーヒーを提供するときも、「熱湯はありませんか」という要望を受けることが多い。中国から来たお客人たちは、自分たちで用意した、茶葉の入った水筒を携帯しており、そこへ熱湯を注ぐ。最近の日本ではオフィスなどで少しづつコーヒーを飲む文化が生まれつつある。コンビニで買って、オフィスで飲む。中国のセブンカフェは、そういった習慣を中国に紹介する手助けになるかもしれない。