【杉並区】高井戸天然温泉「美しの湯」琥珀色の透明なお湯 土日はプールも

京王井の頭線、高井戸駅より徒歩2分。駅から歩くと、入り口を通り越してしまいそうですが、環状八号線沿いで、団地のような建物に囲まれたところにあります。プールが併設されていて、水泳教室などの活動も盛んなようです。東京都杉並区という都心にありながらも、素晴らしい露天風呂、という評判に惹かれて訪問しました。

露天風呂コーナーは、結構な広さがあります。正面には大きな杉の木でしょうか、風が強い日でしたので、バサバサと揺れています。ときおり木の葉が舞い落ちて、湯面に浮かぶ風景は、なんとなく風情があります。露天風呂は、上の湯、下の湯、に分かれていて、上の湯のほうに源泉が汲み上げられているようです。小さなお湯の水溪を通って、下の湯へと注がれています。

「地下1,600mより湧出する琥珀色の天然温泉が、身も心もやさしく癒してくれます。」確かに、琥珀色です。しかも、ほとんど透明。ナトリウム塩化物強塩温泉、弱アルカリ性。ph8.14で、源泉の温度は32.8度。ちょうどよい温度に加温しています。ゆったりできる広さで、とてもリラックスできます。

お店の前の看板より。屋根の下にあるのが「上の湯」です。

一方で、確かに天然温泉ですが、実際の温泉量は少ないようです。1日当たりの湧出量(汲み上げ量)35トンという表示があります。1分あたりは0.024トン=24リットル。これを男女で分ければ12リットル/分、200ミリリットル/秒。循環させて、消毒用に塩素を使用。味は確かにしょっぱいのですが…。無臭ということもあり、なんとなく、泉質からは温泉感が掴みとれないような気がします。

遠赤外線のサウナが無料で利用できるようです。土日祝限定で、25mの温水プールも、追加料金不要で利用できるようです。食事コーナーも併設されていて、一日中ゆっくりと楽しめます。駅からもアクセスが抜群で、都心の中でゆっくり過ごせる、健康的な施設です。寒い冬の日、身体がとても温まりました。

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