7月末。すっかり梅雨も開けて、毎年恒例の蒸し暑い夏の日々が、大手を振って、やってきた。アッついぞー、夏が来たー、セミもミーンミン、ジージーと、元気いっぱいに鳴っていてる。
そんなときは、いつもの赤ワインよりも、良く冷えた白ワインが恋しくなる。冷蔵庫で冷やすには、700mlのワインボトルは、少し大きすぎる。冷蔵庫の棚を縦方向に占領することは、何となく嫁さんから「邪魔だったかな」という想いを勝手に感じとってしまう。
そんなときこそ、セブンイレブンの、カップワインだ。この身長、15cmくらいの高さが、冷蔵庫の棚にもジャストフィットしつつ、他の具材の邪魔をしない。「納豆と、メカブのあいだに、カップワイン。」あまり主張しすぎないシンプルなパッケージは、庶民の冷蔵庫の仲間たちと、折り合いよく調和している。
セブンイレブンでは、独自のブランド「セブンプレミアム」を展開。500mlという、やや中途半端な大きさの、お買い得なワインが、298円で売っているが、ドン・キホーテには負けてしまう。なお、昨今、ペイペイなどで20％の還元を実施中だ。最近はこういった、何たらペイの還元キャンペーンが多いおかげで、何だかペイ系アプリがスマホに溢れている。それぞれのアプリには、中途半端な残高、数十円とかが、残っている。
使うには、1,000円単位でチャージする必要があるが、そうなると、また、余るのだろう。実に戦略的だ。結局は20％程度の「小銭ペイ」が、分散して、残ってしまうのかもしれない。そんなときこそ、このカップワイン。198円は、1,000円のちょうど20％程度だ。ニッチな市場を狙ってきた、戦略的な商品だ。
