午後から始まる講演会への対応で出勤となった、11月17日、土曜日の午前中。目指していたクラシックなお店が土日祝が休みということを、当日そのお店の目の前で知ったので（これだからネット情報はあまり当てにならない）、様々な喫茶店があることで有名な、神保町を歩いた。
ジャングルにあるログハウスの中のような造りだ。ほぼ満席で、入り口から右奥にカウンター、正面に2階部分へあがる階段、左へ入ると一段降りてフロアーがある。たまたま2階部分が空いたので案内いただいた。
夜は洋酒が飲めるお店になるようだ。ブランデー色の灯りにほのかに照らされた薄暗い店内には、テンポのよいオールディーズが流れている。お客さんは若い人ばかりだ。キュートな店員さんが飛び回っている。ディズニーランドのウエスタンエリアあたりにありそうな、エンターテイメント喫茶のようだ。
コーヒーは濃くて美味しい。ワンコインのモーニングセット、やや小ぶりだが、お得感がある。バターロールは苦手なので、トーストに変えてもらえた。
壁の一部が黒っぽいレンガ造りで、至るところに年代物の落書きがある。20年前に書かれた相合い傘の二人の名前。丸い文字に若さを感じる。粗削りで木目のでこぼこまで感じられるこの小さなテーブルは、今までにたくさんの人たちを迎えてきたのだろう。
