蔵の冠 美味しい飲み方を探そう

「蔵の冠」というお酒を検索すると、安い日本酒の代名詞のような紹介記事が連続でヒットする。比較的、低い評価が目立つけれど、値段相応だとか、飲み方によってはいける、といった声も聞こえてくる。いずれにしても、ガラス製のボトル瓶に入った日本酒で実売価格が400円程度というのは、この点だけでも、評価されて良いと思う。

さて、「蔵の冠」の蔵元は「北関酒造株式会社」。栃木県小山市だ。グーグル地図を見てみると、広大なお酒工場で、すぐ近くには利根川の一級水系である思川(おもいがわ)が流れていて、四方を水田で囲まれている。価格帯の広い、様々な日本酒を製造している。

高価格帯のトップは「北冠」の大吟醸。その昔、征夷大将軍の坂上田村麿が東征の途中に立寄り、戦勝祈願のため、愛用の冠を当地に埋めたという古事のいわれに由来している、とのこと。安い価格は、それこそ、バラエティに富んでいる。ドンキホーテの「情熱価格・純米酒」も、北関酒造さんの提供によるものだ。まさに、庶民の味方だ。

味の方は、ほわっとした甘口の日本酒で、熱燗にすると、その良さが際立ってくる。確かに、好みが分かれる味覚だけれども、そのお酒の良いところを引き出すための飲み方が、日本酒にはたくさん、用意されている。「焼酎で割ると美味しい」という記事もあった。美味しい飲み方を探して、いろいろと試してみるのも、お酒を楽しむために必要な心がけだと思う。

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