フェリーに乗船 2018年冬旅-7

新造船の「らべんだあ」は、新潟港から小樽港へ、荒天の日本海へ出航した。

600名を乗せた本船は、はじめは順調に出航したが、海の色が濃くなっていくほどに、時化(しけ)に見舞われ、遊園地の海賊船のようなアトラクション的な楽しみが否応にも味わえた。

乗船後、すぐに大浴場へ向かい、お風呂に入った。船の揺れはどんどん激しくなってきた。急いで店内で酔い止めを買う。本当にグワングワンとする。途中で大浴場も中止になった。この揺れで、すべるお風呂は危険だ。気分が悪くなった、子どもたちや大人たちで、船内は結構、混沌とした状態になった。

そんな中でも、食堂ではアナウンスなどかあり、船内スタッフは通常通りの営業を続けていた。まだ揺れが少ないときに、私はかき揚げそばを食べた。これが結構、美味しかった。天ぷらの小エビの食感が良い。

これはまだ平和な時の波模様である。食後、館内で開催された、クイズラリーに挑戦するゆとりもあった(私は一問、間違いがあり、当選しなかった)。

これは、ちょっとやばい状態になってきたところ。私も、なんとか壁につかまりながら、写真を取っているような状態。

寝泊りした船室カプセルを記念に。一番安いツーリストCというのが確保できた。午後2時から翌朝の5時までの15時間、ほぼここで横になっていた。寝付くまで、激しい船酔いに苛まれた。(後半はグーグー寝ていた。)

平和な天気なら、快適な船旅だと思う。でも、これはこれで、良い経験になった。そもそも船が好きなので(小型一級船舶免許も、どこかにしまってある)、アトラクションに乗った後の気分だった。大自然の厳しさの一面を味わえた一夜だった。

タイトルとURLをコピーしました