成都の街角レストラン(2019成都_07)

会社の同僚、取引先の方々と、夕ご飯を食べに、成都の街角のレストランへ向かった。午後7時過ぎていたが、外はまだ明るい。8時でも、まだ明るい。理由の一つとして、この広い中国には、標準時が一つしか無い(北京時間)。四川省は、地図で言えば、ずっと左の方、西に位置するので、2時間は異なるべきところ、北京に合わせて生活が営まれている。これも、一つの中国、なのだろうか。

ホテルから徒歩10分ほど。平日の夕方(もう夜かな?)は、帰宅にむかう自転車の方々や、店先に座ってタバコをふかしている老人など、のどかな雰囲気だ。レストランに到着。2階建てで、やや四川省の伝統料理的な外見だが、中身はいわゆる普通の中国の食堂といった雰囲気だ。

店内の清潔の度合いには差があるけれど(このレストランは、とてもキレイ!)、だいたい、このような雰囲気だ。堅い木製の長いすやテーブル(掃除がしやすい)、注文したらすぐにやってくる料理、基本的にぬるいビールなど。コップ・平皿・お椀のセットが、ビニールラップで包装されて、1元、と書いてある。清潔であることの証明なのだろうか。プラスチック製の箸で、ビニールをぶすっと破るのが作法のようだ。

さて、料理の解説だが、手前がエビと何かの辛いもの、左が本家本元の大辛の麻婆豆腐、右側が「ここのレストランが世界一、うまい!」と言う人のいる、茄子の辛味噌炒め(ユーシアンロウスー)、ペラペラに見えるのが、インド料理のナンのようなクレープ生地のもの、その他いろいろだ。とにかく、辛い。山椒もよく効いている。シビれるようだけど、これが美味しくて、翌日におなかを壊すことを忘れてしまう勢いで、食べ続けてしまう。

共通して言えることとして、どんなキレイなレストランでも、トイレは、あまり清潔に清掃されていないのも、中国各地で共通の現象のようだ。中国人観光客が日本文化について感動する要素の一つに、旅先でのトイレのキレイさ、があるようだ。中国に来てみて、レストランや公共のトイレを体験してみると、よく理解できるだろう。

・・・この記事は、食事に関するものなので、この話題は、このへんでやめておこう。

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