小樽の運河通り 2018年冬旅-11

朝市から小樽港までの、運河通りを散歩する。雪の道を、靴がキュッキュッと言いながら足跡を残していく。たまにはバフっとして、雪が、靴に入ってしまう。そんな道をウキウキしながら歩いていく。

寒いのに、カモが泳いでいる。こちら似寄ってきた。何かをばら撒きたいが、大変申し訳ないが、手持ちがない。どうか、朝市の方へ行っておくれ。そちらてあれば魚介類が豊富であろう。

大正時代には、この一体には、木造や石造の倉庫が立ち並んでいて、停泊する船と、資材を備蓄する倉庫との間を、この運河にあったイカダや小舟が大活躍したそうだ。そのうち埠頭から直接、運び出せるようになって、使わなくなったが、大論争の末(どんな論争高気になる)、運河の一部は保存することにしたらしい。

昔は使われていたのだと思われる倉庫がたくさんある。いくつかは店舗にもなっているようだ。運河通りの向こう側の幹線道路は賑やかそうだが、このへんは散歩コースにはちょうどよいほど、静かな雰囲気だ。

雪かき機だろうか。ものすごい勢いで除雪できそうだ。とても大変な作業だろうが、東京育ちの私には、とても興味深い。ちょっとやってみたい気がする。

小樽情報館である。10時前なので、中は暖かい上に空いていた。一息つける所があるのは、とても助かる。コーヒーを飲んで、少し温まってから、また歩き始めよう。

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