藤子・F・不二雄ミュージアムが再開しました

向ヶ丘遊園地の跡地の一角にあります

平日に夏休みが取れました。稲城温泉に行こう!と思っていましたが、グーグルマップで「気になる」場所が偶然にも目に止まり。自称ドラえもん博士たる小生としては、是非とも訪問したくなりました。

向ヶ丘遊園駅から徒歩20分くらい。コロナで休園していましたが、2020年8月30日から営業を再開しました。事前にローソンで時間ごとの入場チケットを買わないと入れません。間違いなく、1,000円以上の価値があります。昭和50年代の生まれの諸兄は、訪問必須です!

原則撮影禁止ですが、撮影可のゾーンもあります。

藤子・F・不二雄さん、特に、ドラえもんに関する展示が満載。どの展示も位置が低いです。子供の目の高さに合わせているみたい。一方で、じっくりと楽しみたければ、やはり一人で来るべき!と思います。

撮影可能な展示物より。

トキワ荘の動画がありました。赤塚不二夫、石ノ森章太郎の、若い頃の姿が、生き生きと映されています。とても新鮮です。皆さんハンサム!第一展示室の対象者は、間違いなく、大人です。

お子さんが一緒ですと、表面的な面白さに心を奪われ、この「藤子・F・不二雄の深さ」を堪能することは到底できません。

ドラえもんは、よいこ、幼稚園、小学一年生から六年生まで、同時連載していました。話の分かりやすさレベルから、のび太の身長まで、書き分けています。第一話は、雑誌ごとにお話も違います。2019年に発売された第0巻に全て収録されています。

ドラえもんが青くなった本当の理由も、紹介されています。なるほど。展示で雑誌を見比べると、よく理解できます。

のび太の家のレプリカがあります!スゴイ!の一言です。確かに。のび太が庭に植えたひみつ道具、洗濯物を干していたママさんの姿、新聞を広げるパパさんの背中。色々なエピソードが浮かびます。

ドラえもんの身長が、129.3cmであることの理由も、紹介されています。子どもたちの目線を大切にしたいという、作者の思いが込められていました。

ドラえもんプラスの第5巻に、「45年後」という作品があります。中年になったのび太が言います。「一つだけ教えておこう。きみはこれからも何度もつまづく。でもそのたびに、立ち直る強さも持ってるんだよ。

恥ずかしながら、正直なところ、この一節を読んで、涙が流れました。汗を拭く素振りで、ハンカチで涙を拭いました。つまづいて、悩んで、立ち上がるのが、本当の強さだと思います。ドラえもんから学んでいたのだなぁ、という気持ちになりました。

楽しそうなドラミちゃん

2階から上は、子供向けにも楽しいゾーンです。遊具コーナー、マンガコーナー、食堂など。天気の良い日には、ぜひ外庭を散歩してみてください。

ここでしか買えないようなオリジナルグッズが、とても魅力的です。ドラえもん、ドラミちゃんの後ろ姿なんて、もう、魔力的ですらあります。

このドラミちゃんの後ろ姿は魔力的!

有料ですが、登戸駅からの直通バスがあります。一時間に4本ほど。

コロナ禍で入場制限中ですが、空いているので、却って余裕を持って展示を楽しめました。

「好きなことに、没頭する。」住宅ローンやら、教育資金やら、色んなものを背負いがちな私たち中年世代ではありますが、藤子・F・不二雄さんの人生に触れ、「のび太」としての気持ちを思い出すことは、きっとこれからの人生に、さらなる輝きを与えてくれると思います。

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