【立席で八時間】札幌→東京

まだ暗い札幌駅前

2024年のお正月、北海道2日間一人旅の最終日。始まりは1月2日の夕方に、乗車中のライラック特急が、岩見沢付近でエゾシカに衝突したことでした。30分程度遅れるとのこと。亡くなったエゾシカに手を合わせつつ、ギリギリで帰りの飛行機が間に合わなくなったので、10分だけでも飛行機が遅れてくれたら助かるなあ、なんて思っていたら、急に一斉に欠航に!しばらくして、羽田空港での衝突炎上事故のニュース(※)が、通知に入ってきました。

(※)1月2日夕方に、羽田空港で日本航空機と海上保安庁機が接触、炎上したとのこと。滑走路は使えなくなり、羽田発着便が一斉欠航になりました。

すぐに飛行機の予定変更を試みるも、皆さん考えていることは同じで、あっという間に3日先まで満席に。新千歳空港ではカウンターに大行列が。エアトリなどのウェブサイトでも成田までの格安航空券が5万円を超えました。

スマホの電池が僅かになり、妻にも連絡して協力してもらいつつ、次に調べたのが仙台空港や関西空港への迂回便と新幹線の組み合わせ。申込みの最後で「値段が変わりました」が表示されて支払いまで進ません。ハイパーインフレを実感できました。すぐにこちらも5万円を超えました。

飛行機はダメだ!今度は成田空港でエゾシカに衝突したら本当に帰れなくなる(もう思考がおかしく…)。新幹線で帰ろう。

皆さん考えていることは同じで、すでに新幹線も満席でした。でも、新幹線には立席特急券があります。何としてでも、帰らねば(仕事初日には新人が配属予定)。JR北海道職員のお兄さん(※)に手伝ってもらいながら、立席特急券を手にしました。

(※)多くの外国人や(私を筆頭に)右往左往する人々で混沌とした新千歳空港駅でしたが、とても熱心で親切に対応されていました。

日が変わって、翌朝の5時半。まだ暗がりの中で、ホテルから札幌駅へと向かいます。ここが現時点です。東京までの8時間、立席特急券での新幹線の旅行記は、まだ元気が残っていたら、お伝えしたいと思います…。

これは関係ないけど懐かしい「オホーツクに消ゆ」
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