カフェ・ド・クリエ、市ヶ谷東店は、JR市ヶ谷駅からは少し離れているので、おそらくここへ到着する前に、ドトールコーヒーとかプロントとかのコーヒー店に吸い込まれてしまいそうだ。灼熱の太陽がギンギラの真夏の真昼ならば、空調の効いた駅チカのチェーン店までが徒歩の限界かもしれないけど、秋の足音が高鳴る9月であれば、十分にあるける距離である。
市ヶ谷東というよりも、靖国神社西、という表現のほうが正確かもしれない。北へ上がれば東郷元帥記念公園（ロシアの方々には受けが良くない）、東へ歩けば靖国神社（一部の方々には同）、南へ坂を降りれば外堀公園の桜堤防（花見の時期には大変賑やか）、西は市ヶ谷駐屯地という、大変よいロケーションにある。
ツナサンドモーニングが530円。なかなかのボリュームがあり、コストパフォーマンスが高そうだ。ツナは食べごたえあり。キュウリがしゃきっとしてて美味しい。ヨーグルトは、やや硬めの食感があり、これは今どき流行の何とかヨーグルトというやつかも知れない。サラダのコーンに甘みを感じる。コーヒーはまあ、普通である。
パネルで仕切られた喫煙コーナーも。一人用の座席にはコンセントプラグも設置されている。フリーWi-Fiは流れていないようだ。ゆっくりとした英語の音曲が流れている。木製の装飾品を基調とした店内のレイアウトも、なんとなく気持が落ち着く。
椅子が、座りやすい。何種類かあるけれど、木製に絨毯の様な硬めの綿入り布地でカバーされている。ちょうど良い硬さだ。ニトリかしら。イケアかも。大塚家具？と思いつつも、それぞれの椅子の脚には、KAWAJUN、というブランドマークが付いていた。調べてみると、「ロカロチェアフルクッション」というシロモノで、価格は約3万円。ちなみに市販品には、このブランドマークは付いていない。欲しくなってきた。なかなか良い、パートナー販売戦略だ。
