さて、前回は「味が薄いかな」と感じてしまった、メルシャンビストロの第二段。前回は「赤」を賞味した。その前に飲んだスペイン産の格安ワインと比較すると、とても美味しかったけど、個人的にはやや濃い味を好む。同じ価格帯で「濃い赤」というのがあった。ドンキホーテで税別297円とは、なんという価格破壊だろう。日本でも600円程度。日本の赤ワインでは最も美味しいと思う、サントリーの「酸化防止剤無添加のおいしいワイン」で1500mlは1,000円弱ということと比べると、お買い得感に優れている。
開栓。ペットボトルは開けやすくて良い。香りはほとんど感じない。ゴクリ。うん。味が濃い。コクコク。うん。濃いのだけど、何となく、深みのほうが、今ひとつなのだ。もう少し重みが欲しい。…お手頃ワインに要求しすぎだろうか。
そうか。辛口なのだ。舌に対する刺激がやや強い。もう少し甘くても良い。渋みも感じる。もしもこの味の濃さで、甘くて重みのある赤ワイン、しかもそれが297円であれば、箱買いしたいところだ。
いっそ「甘口」とブレンドしてはどうだろうか。甘口、渋み抑え、フルボディの赤ワインが理想だ。そんな自分の好みを再確認できる機会を与えてくれたワインでした。