亮馬河 セブン・ソイティー(2019北京_12)

桜か桃の花が咲いている

出張日程の最後の朝は、あまり時間も無いので、暖かいベッドの中で衛星放送のNHKなどを見ているのも良いのだけれど、せっかくだからホテル周辺を散歩することで、お世話になったこの土地の道祖神に感謝の気持ちを表すことにしている。

このあたりには、亮馬河という川が流れている。雨の降る季節ではないこともあり、水量はとても少なく、川が流れているというよりも、ところどころに水たまりが見える程度ではあるけれど、意外なことに、水は比較的、澄んでいた。日本で放映されているドキュメンタリー番組で見かけるような、工業用水でカラフルに着色されたイメージは無い。小魚が群れをなして泳いでいるのも見かける。

朝ごはんは、できれば 小籠包 (小さい肉汁の入った肉まん)が欲しかったけど、大きなホテルの周囲には中国式の小さな食堂といったものが基本的にないので、近くのセブンイレブンに入る。温かい豆乳が売られている。肉まんと野菜まんを一緒に購入した。全部で11元(180円位)。

ショッピングモールに近接した公園で食べる。まだ空気は冷たいけど、温かい豆乳はほんのり甘くて美味しい。肉まんの中には、牛肉とタケノコを醤油で煮たような具材が入っている。野菜まんのほうは、大根の葉っぱを刻んだような具材だ。一般的な食堂で朝に食べられる小籠包より味は落ちるけど、おなかもすいているので、それなりに美味しい。

夜のショッピングモールは電飾がキラキラしていて豪勢に派手だが、朝は爽快な空気に包まれていて、こちらのほうが居心地が良い。換算としているけど、ゴミもさほど散らかっていない。所々にゴミ箱が設置されているし、監視カメラも多いため、極度に悪いマナーは慎まれているのかもしれない。スズメが鳴いている。遠くから清掃スタッフのほうきの音が聞こえてくる。

タイトルとURLをコピーしました