朝の高知城を散歩 朝食の風景(2019高知_02)

高知へ出張に来たからには、高知城を見なくては。9月の高知市内、朝の七時前は空気も爽やかだけど、南国の日差しは強い。少し坂道を登ったら、汗ばんでくる。にもかかわらずまだ蒸し暑く、雨が降っていないことは幸いだった。

説明書きによると、高知城は、関ヶ原の戦いの功績により徳川家康から土佐一国を拝領した山内一豊が、慶長6年(1601)に新城の築城工事を始め、慶長8年(1603)に完成、入城したそうだ。そのあと、大火があり、城郭のほとんどを焼失したが、宝暦3年(1753)までに創建当時の姿のまま再建されたそうだ。

自然災害や明治維新による廃城ブーム、太平洋戦争などを乗り越え、「南海道随一の名城」と呼ばれる、優美な姿を今に残している。築城400年、再建から250年をむかえた。見上げるように山頂にそびえ立つ、堂々たる構えであり、石垣にも歴史を感じる。頑張ってある程度の上まで登ってみれば、眼下に広がる、高知市内の眺めが、特に素晴らしい。晴れていて良かった。

のどが渇いたので、喫茶店はないかな、と思って、「ひろめ市場」のほうへ歩く。屋根のついた大きな商店街が、縦横に交差している。観光客にとって、買い物、飲食、とても便利だ。モーニングセットを提供するような喫茶店を探すも見つからず。そのかわり、コンビニがどこも広くて、サンドイッチを片手に、コーヒーやパック飲料で朝食をとっている地元の方々の姿があった。

平日の朝なので、ほとんどのお店のシャッターは、まだ閉まっている。そんな中でも、魚屋さんの通りは開店に向けて、賑やかさがあった。産地直送!かつおのたたき!といった看板が、元気に自己主張していた。鰹のタタキといえば、土佐料理の代表選手である。醤油につけたり、塩を振ったり、ニンニクを挟んだり。たしか、朝食ブッフェの一角に、皿盛りにおいてあった気がする。早めにホテルに戻って、朝食をとりたくなってきた。

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