江戸川区、篠崎公園の近くにある。露天風呂、サウナ、大駐車場も完備、広くて新しい銭湯だ。イーストランドという不思議な名前だが、スーパーをつけても良いような、快適な銭湯だ。土曜日の夕方やや遅くに訪問した。都営新宿線の篠崎駅から徒歩15分。最寄のバス停からは徒歩3分くらい。篠崎公園という、広域避難場所にも指定されている公園が近い。
脱衣所、大浴場ともに、とても新しい設備だ。「木曾檜」という焼印のある風呂桶がある。木材を加工して金属板で巻いただけなのに、こうも立派な桶ができる、日本の伝統工芸技術に関心してしまう。露天風呂は、少し熱めの温度設定で、他のお客さんも熱めのお湯に、あっついね!と笑っていた。露天風呂には肘掛け椅子があり、和風の小さな庭を見ながら、休憩できる。サウナも立派な造りで、中にはテレビもあるようだった。
イーストランドでは、軟水のお湯を使っているそうだ。そのせいもあり、大浴槽の底面などがヌルヌルとしていて、気をつけないと足を滑らせてしまいそうだ。土曜の夕方という混雑する時間帯のせいもあり、とても混雑していた。サウナに人が溢れているのは仕方ないのだけれど、ペットボトルの水や風呂道具で、洗い場の多くがキープされていて、ちょっと困った顔をしていたお客さんも何人か見かけた。
残念ながら、ボディソープやシャンプーは、備え付けられていなかった。今や当然のように思えてしまうけれど、持参するのが普通なのだ(私はちょっと困ったけど)。水風呂、ジェット風呂(やや強め)、外にはゆったりとした待合室。大きな駐車場も、満車に近い状態だった。コインランドリーも併設されている。親子連れのお客さんも、ちらほら見かけた。
帰り道は、最寄のバス停を探しに、歩いてみる。住宅地の間の細い路地を通り、柴又街道まで徒歩数分。やっと通りに出たら、おっと、目の前をバスが通り過ぎた。仕方なく、篠崎公園前のバス停のベンチで、次のバスを待つ。もう初冬の雰囲気だけど、湯上りに、風が涼しく感じられる。ヘッドライトとテールライトの流れを見送りながら、 信号が青に代わるたびに、次のバスを待つ。まだかな。 篠崎公園の暗がりのほうから、ルルリリーと、虫の鳴き声が聞こえてくる。