新潟の雪とか 2018年冬旅-6

さて、新潟港から出航する前に、いろいろと気がついたことを備忘録がてらに書き残したい。

新潟駅は上の地図にある、中央区というところである。地図の左の方には信濃川、右の方には阿賀野川が流れており、2つの川に挟まれた、もとは湿地帯であったという。水資源が豊富なのは、よいお米、美味しいお酒の産地として重要な条件だが、お土地柄、江戸時代までは水害も多く、農地改良により収穫量が飛躍的に伸びたのは、近代に入ってからなのだそうだ。新潟市内からの電車の風景からも、水田が多い印象を受けた。

信濃川の河口付近を渡る、大きな橋からの写真。海に近いため、こんなに大きかったのか、と思う。昔からの繁華街である古町や本町は、新潟駅から信濃川を渡った向こう側。そちらのほうが港に近いので、新潟港としての発展期には、そちらへ労働力が集中、繁華街を形成したのかもしれない。新幹線の開通や新潟駅の発展により、駅前のほうが、より大きな商業ビルが立ち並んでいるようだ。古町や本町のほうは、やや昔からの古いビルも見られる。

新潟の雪について。時々、ものすごい勢いで雪が吹き始める。よく見ると、丸まった発泡スチロールの粉のような、大粒の形の雪である。丸くて、固い。関東の雪や、北海道の旭川などの「パウダースノー」とは、すこし違う。日本海の水気を多く吸い取っているせいだろうか。道路に落ちるて踏み込むと、氷のように踏み固められてしまう。滑って危険であることから、滑り止めの黒い粉(泥、土)を散布する作業員の方の姿を、よく見かけた。

最後に、アーケードでよく見かける光景。歩行者向けの信号機が、横に並んでいるタイプなのである。雪が積もって困るのでタテ型になる、というのであれば理解できるのだけど、どうして、横なのだろう。雪も積もりそうにない位置に設置されている。つい、首をヨコに向けたくなってしまった。

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