夢のような（船酔いでほとんど寝ていた）フェリーでの船旅も終わり、小樽港へ接岸した。とても平和だ。揺れがない、という、当たり前だけど素晴らしいことに気が付かせてくれる船旅だった。
船内はクルマでの下船者を優先して、慌ただしくなってきた。吹雪や荒天の影響で、約2時間の遅れ。テレビのニュースでは大雪の報道がされている。
この空中街道を通って、下船ターミナルへ。寒い！外に出たら、もっと寒かった。急速冷凍庫の中のようだ。ここでは、冷蔵庫のセールスマンは大変だろう。それでも、朝焼けにわずかに照らされた雪色の景色は、とても綺麗だ。
ターミナルの中は温かい。外に出ようかな。玄関を出てみると、雪が吹き込んできた。さわやかな外気だった。きれいに雪化粧された風景が広がっていた。
