小樽港のフェリーターミナルから外に出て、少し歩いてみる。さぶい。凍りそう。交差点で諦めかけていたところでタクシーが目の前の信号で止まっていた。誘い込まれるように乗ってしまう。
正解だったとと思う。この早朝の厳寒の中を歩くのは、装備が不足していたようだ。運転手さんに「地元の人は歩かないさ!」と爽やかに笑われた。
とても朗らかな方で、ご親切に、道行く風景を解説してくれた。運転手さんは、函館の出身で、父上のご出張で小樽へ移り住んだとのこと。フェリーに乗るなら、夏がいいよ!とのこと。
タクシーの窓から眺める小樽の街は綺麗だ。温かいから余計にそう思う。
これは、雪捨て、という所らしい。海に近いところに、ダンプカーで運んできて、雪を捨てる。海の水は凍りにくいそうだ。どこにでも捨てられるわけではなく、泥やゴミも混ざっているから、場所が限られてるそうだ。
すごいつらら!でも、こらからまだ大きくなるそうだ。このあたりは昔は倉庫街だったが、今ではレストランや店舗が入っているそうだ。
観光客の姿も見られる。TAX FREE!という看板も見られた。観光バスから団体さんが降りてきた。外国の方々だろうか。8時前の早朝に、ご苦労さんである。
ラオックスという看板が見える。歩いている人は見当たらない。
びっくりドンキー!と書かれてある。まだ開店前のようだ。おなかがすいてきた。暖かいタクシーは朝市の場所まで連れて行ってくれた。1,000円かからない。とてもありがたい。