夏の御岳山をテクテク登る(前編)つるつる温泉を目指して

猛暑も名残りがちに過ぎ去ろうとしている2020年の8月下旬。平日に夏休みを取って、御岳山に登ってきました。新宿から1,000円以内で来れる奥多摩は、気軽なハイキングに最適です。今回は、御岳山から日ノ出山へ渡り、「つるつる温泉」を目指すプランで行きます!(が、その願いは叶わず…)。

御嶽駅からケーブルカーの下の駅「滝本駅」まではバスがありますが、今回はお金の節約のため、足腰を鍛えるため、徒歩で向かいます。バス停とは反対方向の道を歩きます。随分とさびれた、昔ながらの風景です。唯一のコンビニは閉店していました。夏休み期間ですが、平日のため、人影はまばらです。

御嶽駅から10分程度あるくと、御岳山登山口が見えてきます。「ケーブルカーまで徒歩30分」という標識です。この道を下ると、多摩川の上流にかかる、大きな吊り橋が現れます。

まだ朝の8時頃、誰もいません。帰り道では、沢の中州で釣りを楽しむ人たちが見えました。

多摩川を渡ると、舗装道路に出ます。大きな赤い鳥居をくぐったところで、後ろから路線バスに抜かれます。

「所詮が10分程度のバスの距離」と思いきや、ここからは坂道が続きます。すぐに汗が噴き出してきます。バスに乗っておけばよかったと後悔しながら、ヒーコラ言いながら登ります。

舗装された道路の右側には、先ほどの多摩川へ流れ込む、沢が流れています。沢の音とセミの声に励まされながら、ヨッコラショと道路を登っていきます。途中にいくつもの民家があります。「がばいばあちゃん」の小説の舞台では、家の裏手に小川が流れていて、いろいろなものが流れ着いたそうです。「川べりの家」という歌も思い出しました。

栗を踏みます。靴を履いてて良かった。

途中でいくつかの小さな橋を渡ります。沢が左右に流れています。きれいな水!ぼーっとしながら沢を覗き込んで歩いていると、蜘蛛の巣をかぶりますので要注意です。

御嶽駅からは徒歩で50分ほど歩いたところで、ケーブルカー駅が見えてきました。ちょうど行ってしまったところ!あれに乗ろうと思っていたのに!去り行くケーブルカー、正確には御岳登山鉄道の後姿を見送りながら、駅のベンチで一休み。さきほどかぶった蜘蛛の巣から連れてきたクモを払いつつ(ついてきた)、中編へ続きます。

タイトルとURLをコピーしました