湯処葛西の歩き方

江戸川区のオススメ銭湯をご紹介します。

湯処葛西 スーパー銭湯 コスパ最強の回数券

「江戸川区の銭湯から、一つ選べ!」と言われたら、ここを挙げると思います。スーパー銭湯、湯処葛西(ゆどころかさい)。自宅から徒歩40分圏内(普通そんなに歩かない)という私的な理由が大きいのですが、広めのサウナ開放感のある露天風呂回数券によるコスパ最大化の点で、揺るぎない地位が確立されています(自分の中で)。

週末の夕方は、非常に混雑します。コロナ禍での過密を避ける制限のため、サウナ室の前に列ができることも多いです。子供たち(学生)は群れると騒ぎますし、マナーの悪いお客も散見されますが、ここは一般大衆の集うスーパー銭湯、それはそういうもので仕方がないと思えれば、露天の広い空が小さな心を霧散してくれることでしょう。(私は我慢できない方ですが。)

葛西駅から向かう場合は、アリオ葛西行きの無料シャトルバスに乗れば、タダで行けます。きちんとお買い物をした後に、立ち寄ることができます(追記:2021年現在は運行中止)。都営バスや京成バスも便利です。葛西臨海公園からも頻繁に都営バスが出発しています。自家用車でしたら広い駐車場が使えます。

2019年12月にリニューアルして、露天風呂コーナーに炭酸風呂ができました。スーパー銭湯らしく、館内には食事処やマッサージ処があります。なお「湯処葛西」は、江戸川区浴場組合には加盟していません。江戸川区の「ぶらり 湯らり スタンプらり~」でスタンプは押せず、「お湯の富士」の限定ピンバッジやタオルのゲットには遠いかもしれません。「浴場組合」への加入の善し悪しについては、それぞれの立場によって、色々な意見があると思います。地域毎の浴場組合の歴史は実に興味深く、時間があれば研究論文が書けるくらいの深みがあります。

さて、2種類のサウナが高評価です。ドライサウナ室は広々としていて、30人弱は入れるところ、コロナ禍で制限中ですが、それでも14人分が座れます。約2時間おきに「オートロウリュ」と呼ばれる「殺人熱波」が放たれます。上段に座っていると「アチチチ!」、顔をタオルで巻いたり、かがみこんだり。実際に、約半数の利用者が「一時避難!」とばかりに、外に出ます(私も)。ぜひ一度、体験ください。

サウナを快適に楽しむためには、知っておくべき「湯処葛西サウナの掟」があります。

オートロウリュは毎時05分に発生します。12:05分、13:05分など。上段(7人)に座ったのが素人衆の方々の場合は、その熱さに耐えられず一斉にサウナ室から退散します。つまり、そのタイミングで混雑が一時的に緩和します。並んでおけば、まず上段に座れます。

■14席のうち、上段の7席(たまにマットの位置が変わって上段6席、下段8席になります)が人気です。上段の中でも、中央近くの4席はテレビがよく見えるので好まれ、そのうち中央寄りの2席は「特等席」。常にこの2席の使用者の時間を目算しつつ、隙があれば(迷惑にならないように)座りに行きましょう。

■男性サウナは15:30、女性サウナは16:30にマット交換があり、一斉に追い出されます。この時間に並んでいれば、先頭の14名は、きれいなサウナマットを使えます。一方で、その時間直前にサウナ室に入ってしまうと、すぐに追い出され、一番後ろに並び直すことになります(※)。

(※)後ろに並び直そうとせずに、「聞いていないよ!」「少ししかサウナ室に入っていない!」という顔で、入り口付近に固まっている方々も見られますが、そういう場合、のちのち「お客様同士のトラブル」に発展します。一度、そのような場面を見ました。「横から入ったヤツ!迷惑なんだよ!」という声が聞こえてきました。

露天風呂コーナーは、都内屈指の広さ。おそらく江戸川区で一番目に広いと思います(ライバルは「まねきの湯」くらいしかないけど)。やや温めの「炭酸泉風呂」では、円形の浴槽の中心に向かって足を伸ばしながら、岩風呂コーナーのテレビを鑑賞できます。「ラジウムイオン鉱物泉風呂」は、ちょっと熱めです。塩素の香りが少なく、温泉気分を味わえます(湯処葛西は、温泉ではありません)。

食事処の料理も良心価格。ハイボールが350円、唐揚げ400円、定食やラーメンは600円から。フライドポテトの大盛サイズは子供たちに人気です。ただし、浴場と食事処は分かれていて、浴場(脱衣場)から一度出てしまうと、再入場には入浴料がもう一度、必要になります。

湯処葛西が(自分の中で)最強である理由は、絶大にお得な回数券制度にあります。週末おとな料金は800円です。11枚回数券が7,000円で、さらに2冊で「無料入浴1回」特別プレゼント。さらにポイントカードがあり20スタンプで「無料入浴1回」になります。つまり、回数券2枚分の金額(7,000円×2枚=14,000円)で24回利用でき、1回あたり583円になります

個人的には板橋区の「さやの湯処」が高評価なのですが、そこでは、週末は回数券プラス追加料金が必要になります。追加料金なしで週末も使える回数券は貴重です。また、個人的・心の故郷である楽天地温泉法典の湯は、11月下旬に回数券が格安で販売される週があります。絶対に見逃せません。

割引を最大限に活用できるのは、回数券40冊(280,000円)を購入したときです。440回(回数券利用)+20回(回数券2冊で1回無料)+23回(460スタンプ、20スタンプで1回無料)=483回、1回あたり579円です。毎週土日に通っても4年6か月かかりますが、将来の値上げ(リニューアルで100円値上がった)を見越して、先行投資する価値はあると思います。

アクセス 東京メトロ東西線「葛西」駅 徒歩17分
     都営バス「東葛西8丁目」すぐ
定休日 第3火曜日(8月に限り第4火曜日)
営業時間 10:00−24:00(最終入場23:00)
住所 東京都江戸川区東葛西9-3−5
スチームサウナ ロウリュウサウナ(最大14名程度に制限中、TV有)
コロナ対応 11:00-22:00、時間制限あり
HP「湯処葛西」 http://www.yudokoro.jp/index2.html

鶴の湯 黒湯の露天温泉 奥行きのある快適サウナ

さて、もう一つ、江戸川区の銭湯を紹介します。江戸川区の船堀駅の周辺は、知る人ぞ知る(つまりは有名でない)温泉地です。船堀駅を中心に、温泉設備が4軒もあります。まねきの湯、あけぼの湯、乙女湯、そして鶴の湯です。基本は黒湯ですが、微妙に成分が違います(意外と重要)。特定はしませんが、温泉効能を有さない温泉設備もあります。かといって体に悪い訳では決して無く、その雰囲気、お湯加減、綺麗な女将さんなど、総合的な温泉力によって、心も体もあたたまるのだと思います。。

せっかく温泉に入りに来たのに、浴場内に貼られている「温泉効能表」の前に立ちながら、ブツブツと何か言っているお客さんなんて、無粋ですよね(私のことかも)。

「鶴の湯」は「源泉かけ流し、黒湯天然温泉。」一般に「源泉かけ流し」とは、源泉をそのまま浴槽に注ぎ込んで、浴槽内での循環ろ過はさせないこと、と言われています。多くの温泉で、源泉は冷たいため、加温は認められています。鶴の湯では、露天風呂、内風呂、そして「水風呂」にも、源泉が使われています。

船堀駅から徒歩5分。住宅街の中にあります。開店時間には地元の方々が並ぶこともあります。サウナは夕方5時までが、比較的混雑するようです(女将さんに聞きました)。自動ドアをくぐると、番台カウンターの前が共用の休憩コーナーになっています。アイスや冷たい飲み物を片手に、テレビを楽しめます。冷蔵庫には瓶詰めのコカコーラが並んでいます。親戚の家に遊びに来たような、懐かしさを感じます。

広くて新しい感じのする脱衣所には、サウナ利用者には嬉しい、ポカリスエットの自販機があります。最新のマッサージチェアもあります。大浴場に入ると、サウナ室の手前には、黒湯源泉を用いた、水風呂があります。タイル絵はシンプルな水色。そしてこの快適な露天風呂。適度な広さの岩風呂で、空を見上げることができます。HPからグーグルインドアビューが見られますので、探検(?)してみてください。

サウナ室には、よく見かける12分計がないかわりに、砂時計が一つあります。2段の横長のサウナ室です。「黙浴」のご時世ですが、常連さんが容赦なく会話していますので、テレビはあまり聞こえません(笑)。でも、それが心地よい感じがします。あまり冷たくない水風呂。外気浴ができる露天には、定番の白いプラスチック製のチェアーが2脚あります。

湯あがり、船堀駅への帰り道。だいぶ日が落ちていました。夕焼けに照らされて、オレンジ色に染められた「船堀タワー」を見上げます。東京スカイツリー、東京タワーと並んで「都内三大タワー」の一つに数えられる「ことも」あるそうです。時間があれば、展望台までの無料高速エレベーターで、夜景を楽しんでも良さそう。お風呂上がりにもオススメです。近場で楽しめる、地元自慢の観光スポットです。

アクセス 都営地下鉄新宿線「船堀」駅 徒歩5分
定休日 水曜日
営業時間 15:30−24:00(最終入場23:30)
住所 東京都江戸川区船堀2-11-16
ドライサウナ(最大10名程度、TV有)
コロナ対応 11:00-22:00、時間制限あり
HP「鶴の湯」インドアビューが楽しめます http://tsurunoyu.tokyo/

東京都浴場組合の「東京銭湯マップ」によれば、東京都江戸川区には32軒の銭湯が登録されています。今後も紹介していきます。

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