本の紹介

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ネコ、かわいい殺し屋 野放しネコを科学する

書店や図書館に入ると、自動的に、ネコ書籍コーナーに吸い寄せられることが多い。癒やし系、生き方リラックス系などのネコ書籍の王道たちに混ざって、一風変わった色彩を放っている書籍が目に止まった。物騒な書名だけれど、原題は「CatWars」。野放し...
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任侠病院(今野敏) 大切な基本を再認識

「任侠」シリーズの第三弾は、病院の再建がテーマ。永神のオジキが持ち込んだ、世田谷区上馬にある「駒繁(こましげ)病院」の立て直し話。「医は仁術って言葉、知ってるかい?他人様に頼りにされる仕事ってのは、簡単に閉めちゃいけないよ…」我らがオヤッサ...
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もっと心とカラダを整える おとなのための1分音読(山口謠司)

音読シリーズ2巻目、構成は前回と同じ。声に出して文章を読む機会は少なけれど、やってみると気持ちがいい。外国後を学習するときも、声に出して読むことは大事だ。自分の声が耳の方からも入ってくるので、読むことの理解に加えて、聞くことでも理解を補える...
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やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方(わたなべぽん)

週末になると、なんとなく部屋の掃除をしたくなるものだ。日経新聞日曜版の書籍広告の中で目にとまった。ステイホーム推奨期間中、特にやることがない読者が、ターゲットにされているようだ。自分もその一人だということは否定できない。身の回りの整理整頓を...
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世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語(エドワード・ブルック=ヒッチング)

日経新聞の土曜版の中折りで、古地図の特集記事があった。最近の地図アプリは、古地図を、現在の地図に重ねて閲覧できるようだ。江戸時代の地図を見ながら散歩が楽しめる。早速、自宅周辺の江戸時代の地図に重ねてみた。水田に囲まれた村があるばかり。何とな...
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任侠学園(今野敏) 昨今の学校事情の理解にも最適

今回は潰れかかった私立高校が舞台だ。割れた教室の窓ガラス。壁にはスプレーによる落書き。この小説を読むと、昨今の学校を取り巻く複雑な事情が良く理解できる。また、教育には何が必要か、ということも。それは地道な努力、我慢や辛抱、そして子供たちにみ...
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任侠書房(今野敏) 非暴力系ヤクザ小説の傑作

任侠シリーズの第一作目。主人公の日村誠司は、小規模なヤクザ団体「阿岐本組」の代貸(だいがし)、ナンバーツーだ。「素人衆に迷惑はかけない」をモットーとした、いまどき珍しく任侠道をわきまえている。兄弟分の組から引き受けた、倒産寸前の出版社経営を...
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剣客商売16 浮沈 (池波正太郎)

高齢者が元気、健康でいるためには、「きょうよう」と「きょういく」が重要といわれる。今日すべき用事「今日用」と、今日行くべき所「今日行く」である。第1巻で59歳だった小兵衛も、本作では67歳になっている。トラブルに巻き込まれ、これを解決する事...
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超一流の雑談力「超・実践編」(安田正)

「雑談のない人生なんて、ありえない。」表紙をめくったところに書かれた一行だ。テレワーク時代になり、雑談できる機会も少なくなった。本書のテーマ「雑談」は、ビジネスや人間関係の最初の入り口であり、信頼関係を築く重要な武器になる。実用性のあるスキ...
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心とカラダを整える おとなのための1分音読(山口謠司)嫁さんの音読ブームに誘われて

最近やっとアルコール消毒液(写真のとは違う)を定価で買えるようになって喜んでいる嫁さんが、食後や休憩時間に、小説を音読をするようになった。いま音読が密かなブームのようだ。読解力が鍛えられる、コミュニケーション能力が鍛えられる、滑舌がよくなる...