本の紹介

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「バッタを倒しにアフリカへ」研究への情熱を感じます

バッタ研究者である、前野ウルド浩太郎さんの作品です。バッタ研究を志して、単身で西アフリカのモーリタニアへ渡った著者の、研究を続けるための活動日誌が生き生きと描かれています。食糧危機に直結するバッタ問題を解決しよう、といった形式ばった心構えが...
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派遣添乗員ヘトヘト日記(梅村達) 痛快なコラム集! 読み返す価値あり

本書は、66歳を迎えたツアー添乗員(本職はライター)による、派遣添乗員の業務のに日常を綴ったコラム集です。「添乗員自身がなげく日雇い派遣、ほとんど憂鬱、ときどき喜び、生活と痛みのドキュメント」という説明のとおり、面白い内容で文体も読みやすく...
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すごい弁当力!(佐藤剛史)「弁当作りが上手になる本では、ありません」

最近、嫁さんが、私の毎日のお弁当を作ってくれるようになった。長男が高校に入学し、毎日お弁当(かなり大きめだ)を持たせる必要が出てきたこと等の背景もあるけれど、とても助かっている。毎日のお弁当が楽しみになった。以前は自分で作るので、ほとんど同...
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任侠浴場(今野敏) 銭湯はオンとオフの切り替え

お馴染みの任侠シリーズ第四弾。任侠道を大事にする小規模暴力団?である我らが阿岐本組は、今回は、銭湯の再建を手掛けるようだ。テレワークが日常となり、仕事と家庭、オンとオフとの区別が難しくなってきた。今までは、満員電車に揺られつつも、あの一時間...
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知らないと恥をかく世界の大問題11 グローバリズムのその先(池上彰)

二極化する世界、深刻化する世界の大問題。ポスト・コロナに世界は、どう備えるか?お馴染みシリーズの11段は、コロナ禍、イギリスのEU脱退、トランプ再選予想、など、今を時めく?ニュースが分かりやすく解説されている。香港を巡る情勢が緊迫化している...
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中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係(益尾 知佐子)

難しそうな本書を手に取ったきっかけは、会社の同僚からの推薦だった。彼は中国の大学で公共政策を学び、今でも色々なメディアに積極的に寄稿している。そんな彼から「これはすごく面白いですよ」と言われて、さっそく図書館で予約したが(セコイ)、本屋で立...
旅行記

千代田図書館 アヒルじゃないよ!

静かに本を読むには、最適な環境だ。千代田区の千代田図書館は、千代田区役所などが集まるビルの中にある。9階の窓からは、緑に囲まれた北の丸公園や、皇居の外堀が見下ろせる。館内は撮影禁止なので、詳細はホームページをご覧下さい。コロナウイルスへの対...
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たびねこ:四季を旅する猫 絵はがき、コルクボードに並べよう

ねこマンガといえば、読売新聞の日曜版で大好評連載中の「直球一本勝負!猫ピッチャー」が有名だ。最近では必ずしも直球一本勝負ではなく、ネコ的な魔球を使い分けている場面も散見されるが、その一本気な性格のネコ主人公「ミー太郎」は、読売ジャイアンツ(...
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中国人は見ている。(中島恵)読み物として楽しめる一冊

日経プレミアシリーズ。日経新聞の広告欄を見て図書館で予約、やっと順番が回ってきた。著者の中島恵さんは、中国の文化事情にとても詳しいフリージャーナリスト。『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解日本人の誤解』『なぜ中国人は財布を持た...
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ハッチとマーロウ(青山七恵)

双子の女の子が11歳の誕生日を迎えた日から、物語は始まる。「今日でママは、大人を卒業します。」と言われて、母親は二人が呼ぶには「ダメ人間」になってしまう。「いつなんどき島流しにあってもいいように、基礎英語を聞いて、一年後には英語をカンペキに...