本の紹介

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幕末まらそん侍 土橋章宏

「超高速!参勤交代」の作者である土橋章宏さんの、日本マラソン発祥の地における侍マラソンをテーマにした、コミカルな歴史小説。この方の作品では走る侍をテーマにしたものが多いようだ。現代人も通勤通学で駅のホームに向けて走っている。いつの時代も私た...
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「君は月夜に光り輝く」 佐野徹夜

中学1年生になった我が家の息子が、推奨図書として貸してくれた本シリーズの、3作目。紹介文を見ると、「発光病という、不治の病に侵された女子高校生が、残り少ない生命においてやり残したことを、偶然病院にやって来た同級生の男子高校生に「代行」してもらうことで、互いに心を通わせていく恋愛小説」とある。
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私を殺さないで 浜口倫太郎

近頃、本好きになっている中学一年生の子供から、本人による推薦図書の一つとして借り受けた小説だ。学校公開で中学校の様子を見に行ったとき、クラス前の廊下に張り出されていた自作「自己紹介」ペーパーにも、好きなこと「読書」とあり、好きな作品のナンバー2に本書が輝いている。
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わかりやすく伝える技術 池上彰

ブックオフの108円コーナーには色あせない実用書が並んでおり、コーヒー代と合わせて数百円と1時間があれば、とても良い頭のリフレッシュができる。池上彰さんの著作は、経済や金融の仕組みを解説してくれるものが多いけど、彼の分かりやすい説明の手口を...
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超高速!参勤交代 リターンズ 土橋章宏

往復で「参勤交代」というらしい。「5日で参勤」の難題をやりきり、命じた老中の顔を潰した湯長谷(ゆながや)藩の面面はのんびり帰路につくはずだった。そこへ老中が国許へ2日で戻り、さらに江戸城天守閣再建の沙汰を下す。絶体絶命の窮地に陥った藩主らは...
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超高速!参勤交代 土橋章宏

一年間の江戸での役目を終えて故郷である湯長谷藩へ帰国した、陸奥国磐城の小藩・湯長谷藩の藩主・内藤政醇(まさあつ)は、江戸幕府老中である松平信祝(のぶとき)という悪徳(という設定の)家老から疑いを掛けられ、五日間で再び江戸へ参勤せよ、という命...
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君の膵臓を食べたい 住野よる

「言葉は往々にして、発信した方ではなく、受信した方の感受性に意味のすべてがゆだねられている」冗談めかして言ったつもりの「彼女」の言葉に、一人称で語る「僕」は、それは本気なんだろうな、と受け止める。死ぬ、というフレーズに富んだこの作品を読んで...
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坂の上の雲 八 司馬遼太郎

日露戦争を描いた長編小説も、この第8巻で最終章を迎える。ロシア海軍のロジェストウェンスキー中将が率いるバルチック艦隊と、東郷平八郎長官による連合艦隊が、対馬沖で激突する。日本海軍の圧勝となるのだが、なぜそのような結果になったかということを、...
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坂の上の雲 七 司馬遼太郎

表紙絵には、本格的に日露両軍が激突する、奉天での会戦が描かれている。日本陸軍は補給も十分ではなく、兵士たちも疲れ果て、精神力だけでここまでやってきたようだが、対するロシア軍は、健康で若い兵士たちや弾薬装備も十分にあるが、退却してしまう。これ...
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坂の上の雲 六 司馬遼太郎